リゾートホテル 八ヶ岳高原ロッジ

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コンサート

第16回 八ヶ岳高原音楽堂・狂言公演

[ 野村万作 ]

万作の円熟、萬斎の華やぎ、一門の芸と技が
見事に結集した、最高峰の笑いの芸術。
脈々と受け継がれた狂言の妙味、凄味を
じっくりと、たっぷりとお愉しみください。

2010年4月10日(土) 午後4時30分 開場/午後5時30分 開演

【番組】


【演目解説】
●樋の酒(ひのさけ)
米蔵と酒蔵でそれぞれ番をする二人の家来。機知を働かせて、酒を酌み交わし、ついには飲めや踊れの大宴会という賑やかな狂言です。

●六地蔵(ろくじぞう)
あっちに三体、こっちに三体。六体の地蔵を所望する田舎者を、すっぱ(詐欺師)が仲間と共にからかう、大忙しで、抱腹絶倒の名狂言です。  

プロフィール

●万作の会
「 万作の会 」は、野村万作を中心に公演を行うグループです。万作をはじめ、野村万之介・野村萬斎・石田幸雄ほか「 万作の会 」の狂言師たちは、国内外で多くの狂言・能公演に出演しています。また、一般の方に狂言を体感して頂くワークショップや、大学やカルチャースクール、専門学校などで講師として指導を行い、狂言の普及活動に努めています。
一方で、古典はもとより、狂言の技法を駆使した新しい試みにしばしば取り組み、その演技・演出でも高い評価を受けています。

●野村 万作 のむら まんさく
1931年生。重要無形文化財各個指定保持者( 人間国宝 )。祖父・故初世野村萬斎及び父・故六世野村万蔵に師事。3歳で初舞台。早稲田大学文学部卒業。「 万作の会 」主宰。
軽妙洒脱かつ緻密な表現のなかに深い情感を湛える、品格ある芸は、狂言の一つの頂点を感じさせる。国内外で狂言普及に貢献。ハワイ大・ワシントン大では客員教授を務める。狂言の技術の粋が尽くされる秘曲『 釣狐 』に長年取り組み、その演技で芸術祭大賞を受賞。その他、紀伊國屋演劇賞、日本芸術院賞、紫綬褒章、坪内逍遥大賞等、多数の受賞歴を持つ。02年早稲田大学芸術功労者として表彰を受ける。06年朝日賞受賞。『 月に憑かれたピエロ 』『 子午線の祀り 』『 秋江 』『 法螺侍 』『 敦atsushi ― 山月記・名人伝 ― 』等、狂言師として新たな試みにもしばしば取り組み、現在に至る狂言隆盛の礎を築く。後進の指導にも定評がある。著書に『 太郎冠者を生きる 』( 白水社uブックス )、『 狂言三人三様・野村万作の巻 』( 岩波書店 )など。

●野村 万之介 のむら まんのすけ
1939年生。故六世野村万蔵の五男。父に師事。重要無形文化財総合指定者。5歳の時に『 鉢叩 』で初舞台。「 万之介狂言の会 」主宰。
狂言界の代表的演者の一人。芸術選奨文部大臣新人賞受賞。亡父の洒脱さを継承した芸には定評がある。太郎冠者、大名、山伏役等で愛嬌の中にも品のある演技を見せるほか、人間味溢れる伯父や主人役では名バイプレイヤーとしての存在感を発揮。「 万作の会 」の重要メンバーとして、古典・新作を問わず国内外の公演に多数参加。新しい試みの舞台『 敦atsushi ― 山月記・名人伝 ― 』でも、飄逸かつ貫録ある演技を見せた。また東京大学・早稲田大学の狂言サークルを指導して久しい。

●野村 萬斎 のむら まんさい
1966年生。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。3歳で初舞台。東京藝術大学音楽学部卒業。「 狂言ござる乃座 」主宰。
国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『 敦atsushi ― 山月記・名人伝 ― 』『 国盗人 』など古典の技法を駆使した作品の演出、NHK『 にほんごであそぼ 』に出演するなど幅広く活躍。各分野で非凡さを発揮し、狂言の認知度向上に大きく貢献。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞等を受賞。2002年より世田谷パブリックシアター芸術監督。著書に『 萬斎でござる 』( 朝日文庫 )、『 狂言三人三様・野村萬斎の巻 』( 岩波書店 )等がある。

●石田 幸雄 いしだ ゆきお
1949年生。高校在学中より野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。76年『 茸 』で初舞台。01年、宝生流・田崎隆三師と共に「 雙ノ会 」を 設立。大胆かつ緻密な演技で、すでに数多くの優れた舞台歴を持つ野村家の重要な演者。『 三番叟 』『 釣狐 』『 花子 』を既に披く。06年には「 雙ノ会 」で芸術祭大賞受賞。
新しい試みの舞台にも意欲的な発表が多く、「 法螺侍 」「 まちがいの狂言 」「 敦atsushi ― 山月記・名人伝 ― 」「 国盗人 」でも活躍。普及公演での的確な解説にも定評がある。「 万作の会 」の海外公演にも多数参加。日本大学芸術学部・学習院大学非常勤講師。

●深田 博治 ふかた ひろはる
1967年生。野村万作に師事。国立能楽堂・能楽三役第四期研修修了。能楽協会会員。
94年『 魚説法 』シテで初舞台。『 奈須与市語 』『 三番叟 』『 釣狐 』を既に披く。「 万作の会 」の演者の一人として国内外の公演に出演、実直な演技を見せている。06年に発足した一門の若手研鑽会「 狂言ざゞん座 」同人。一門の若手を引っ張るリーダー的存在でもある。
朝日カルチャーセンター狂言クラス、またお茶の水女子大学・共立女子大学・東京女子大学・成城大学の各狂言サークルを指導。

●高野 和憲 たかの かずのり
1972年生。野村万作に師事。国立能楽堂・能楽三役第四期研修修了。能楽協会会員。
95年『 鐘の音 』シテで初舞台。既に『 奈須与市語 』『 三番叟 』、『 道成寺 』間狂言を披き、「 万作の会」の演者の一人として国内外の公演で活躍中。『 まちがいの狂言 』では張りのある高音と愛らしい姿でお菊役を熱演した。「 狂言ざゞん座 」同人。若手の中心メンバーとして一門を支えている。 朝日カルチャーセンター狂言クラス・文化学院講師。またお茶の水女子大学・共立女子大学・東京女子大学・成城大学の各狂言サークルを指導。

●月崎 晴夫 つきざき はるお
1964年生。野村万作に師事。能楽協会会員。90年に入門、92年『 成上り 』小アドで初舞台。「 狂言ざゞん座 」同人。
『 奈須与市語 』『 三番叟 』を披くなど古典狂言の舞台のほか、『 法螺侍 』次郎冠者役、『 彦市ばなし 』天狗の子役などで出演。小柄ながら俊敏な動きを得意とし、「 万作の会 」きっての体育会系狂言師として活躍している。海外公演の経験も多数。舞台『 子午線の祀り 』平大納言時忠役や、『 国盗人 』にも出演している。

●竹山 悠樹 たけやま ゆうき
1980年生。野村万作に師事。能楽協会会員。
85年4歳で入門。5歳の時に『 茸 』立衆で初舞台後、『 業平餅 』稚児役、『 靭猿 』子猿役など幼少より舞台に立つ。「 狂言ざゞん座 」同人。既に『 奈須与市語 』『 三番叟 』を披き、「 万作の会 」の演者の一人として国内外の公演に出演。殊に間狂言などの“語リ”の分野で存在感を示している。

●岡 聡史  おか さとし
1980年生。野村万作に師事。多くの狂言の立衆や後見に出演している。

料金

コンサートのみ:15,000円
コンサート+ブッフェディナー:25,000円
ご宿泊セット:下記の表をご覧ください。
●お席は当日ホール受付にて抽選させていただきます。

料金(お一人さま、コンサート+ブッフェディナー+ご宿泊・ご朝食、税金・サービス料込み)

4/10(土)
室タイプ/ご利用人数 1名様 2名様 3名様
スタンダードA ¥43,500 ¥35,000 ¥34,000
スタンダードB ¥50,000 ¥38,500 ¥36,500
スタンダードC ¥53,500 ¥40,500 ¥37,500
デラックス ¥59,500 ¥43,000 ¥39,500
ジュニアスイートルーム ¥73,500 ¥50,000 ¥44,000
スイートルーム ¥102,000 ¥64,500 ¥53,500

4月10日(土)万作の会「八ヶ岳狂言の世界」

4月に入ってずっと不安定なお天気が続いていましたが、この日は朝からまぶしい陽がさし、光の恵みを改めて感じることのできた素晴らしい天気となりました。

この日は、16年目を迎える「八ヶ岳狂言の世界」の公演が行われました。万作さんと萬斎さんが揃って今年も登場。

通常の狂言舞台は、正方形の能舞台とその下手に橋掛かり、という所謂「ヒシャク形」ですが、当音楽堂の舞台は変形型、橋掛かりもホールの六角形をなぞるようにできています。今回、解説していただいた石田幸雄さんからは「感覚が狂って、自分が舞台のどこにいるかわからなくなる」と、狂言師から見た興味深いお話もありました。

さて番組はというと、期待を裏切ることなく、今年も脈々と続く“野村の型”をたっぷり堪能させていただきました。“型”で魅せる日本芸能の素晴らしさをあらためて感じた夜でした。

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