宮田 大

チェロ・リサイタル<二夜>

ピアノとギターで彩られる2色の宮田大。

2018年6月23日(土)・24日(日)
午後4時00分 開場/午後5時00分 開演

【共演】
6/23 大萩康司(ギター)
6/24 西尾真実(ピアノ)

【プログラム】
<第一夜>
ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 作品65 より第3楽章
ファリャ:スペイン民謡組曲より
グラナドス:スペイン舞曲集より オリエンタル、アンダルーサ
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季

<第二夜> ~オペラとバレエ音楽から~
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 作品6
ラフマニノフ:ヴォカリーズ 嬰ハ短調
プッチーニ:歌劇「修道女アンジェリカ」によるチェロ協奏曲
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ
フォーレ:夢のあとに
ファリャ:恋は魔術師
ドヴォルザーク:私にかまわないで op.82-1
V.ウィリアムス:揚げひばり

※曲目が変更される場合がございます。ご了承ください。

その二日間が、〈音楽〉に導く。

1夜だけでも十分贅沢なコンサートを2夜連続で鑑賞する。1人のアーティストの中の2つの色彩を感じながら、その対話までもが聴こえてくるよう。そんな豊かな音楽体験を、この夏、八ヶ岳高原音楽堂からご提案いたします。あなたと音楽との距離は近づき、新たな物語を紡いでいきます。

● 宮田 大(チェロ)Dai Miyata

宇都宮市出身。3歳よりチェロを始める。幼少よりその才能は注目をあつめ、第74回日本音楽コンクールを含む出場するすべてのコンクールに第1位入賞する。第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(パリ)で日本人として初優勝。桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。’09年にジュネーヴ音楽院卒業、’13年にクロンベルク・アカデミー修了。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第20回出光音楽賞、第13回ホテルオークラ音楽賞受賞。 これまでに国内の主要オーケストラはもとより、パリ管弦楽団、フランクフルトシンフォニエッタ、S.K.ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団などと共演、小澤征爾、E.インバル、L.スワロフスキーなどの指揮者やL.ハレル、G.クレーメル、Y.バシュメット、M.ヴェンゲーロフ、A.デュメイ、H,ホリガー、日本を代表する多くの演奏家・指揮者と共演する。国内外の音楽祭やソロ活動を活発に行う傍ら、国際チェロコンクールの審査員としても招聘されている。 チェロを倉田澄子、フランス・ヘルメルソンの各氏に師事。 マスメディアへの出演も多く、「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳~」(芸術祭参加作品)、最近では「報道ステーション」「日経スペシャル招待席~桐竹勘十郎 文楽の深淵」「徹子の部屋」「らららクラシック」が話題を集めた。国内外での演奏活動のほか、国際チェロコンクールの審査員も務める。水戸室内管弦楽団メンバー。 使用楽器は1698年製ストラディヴァリウス“Cholmondeley” (上野製薬株式会社貸与)、1710年製 M.ゴフリラー(宗次コレクションより貸与)。

オフィシャルサイト http://www.daimiyata.com/

● 大萩 康司(ギター)Yasuji Ohagi(6/23のみ)

高校卒業後にフランスに渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ギター国際コンクールとして世界最高峰とされるハバナ国際ギター・コンクール第2位、合わせて審査員特別賞を受賞。その後キジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。

ギターを萩原博、中野義久、福田進一、キャレル・アルムス、アルベルト・ポンセ、オリヴィエ・シャッサンの各氏に、ソルフェージュを山田順之介、リュート、テオルボ、バロック・ギターをエリック・ベロックの各氏に、室内楽をラスロ・アダディ氏に師事。

2014年には、モスクワのチャイコフスキー・ホールで開催されたギター・ヴィルトゥオーゾ・フェスティバル、台湾国際ギターフェスティバル、コロンビアのボゴタで開催されたコンペンサール・ギターフェスティバル、日本・キューバ国交400年記念事業として行われたハバナ市のホセ・マルティ劇場での公演などにソリストとして参加するなど、国外での演奏活動も目覚ましく展開。

2015年セイジ・オザワ松本フェスティバルではサイトウ・キネン・オーケストラの一員としてベルリオーズのオペラ「ベアトリスとベネディクト」を演奏するなど、ルネサンスから現代曲まで多彩なレパートリーを持ち、ソロ、室内楽、協奏曲と幅広く取り組む。

新譜は15枚目となる「天の三羽の鳥 ~ギターで聴く珠玉のフランス音楽~(ビクター・エンタテイメント)」。「ASTOR PIAZZOLLA」(2012年)、「ノクターナル」(2013年)、「エル・アブラーソ」(2014年)は、レコード芸術誌において特選盤に選ばれている。 第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。

● 西尾 真実(ピアノ)Mami Nishio(6/24のみ)

大阪府生まれ、3歳よりピアノを始める。

宇都宮短期大学附属高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。

飯塚毅育英会奨学生を受けチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院へ留学、最優秀本科卒業、2015年同大学院修士課程修了。更にイタリアのTalent Music Master Coursesにてディーナ・ヨッフェ女史のもと研鑽を積み、2017年ディプロマ課程修了。

2015年ロシアのサンクト=ペテルブルクで開催された第16回マリア・ユーディナ国際コンクール第一位。同年パリで開催された第15回スクリャービン国際コンクールで優勝。その他、 第4回スクリャービン国際ピアノコンクール ディプロマ賞 (Moscow, 2008)、Musical Summer International Competition 第一位(France, 2013) 、第14回大阪国際音楽コンクール Age G部門 第二位、第30回霧島国際音楽祭賞等、国内外で多数受賞する。

Bellevue in Concert 2016 by Steinway&Sons Italia、ディーナ・ヨッフェ来日記念Fazioliコンサート、スクリャービン没後100年ピアノ・ソナタ全曲演奏会、第13回宮崎国際音楽祭、日光田母沢御用邸音楽祭、Yamaha JOC等数々の演奏会に出演する。

ソリストとしてオーケストラと多数共演、日本をはじめロシア、リトアニア、エストニア、イタリア、ドイツ各地でリサイタルを開催、好評を博す。

これまでにピアノを阿久津佐智、三浦みどり、雨田のぶ子、横山幸雄、アンドレイ・ピサレフ、室内楽をドミトリー・カップリン、歌曲伴奏をエカテリーナ・ガネーリナ各氏に師事。

2015年輝くとちぎ人。とちぎTVより‘世界へはばたくピアニスト西尾真実’ が放送されるなど、多方面で活動を繰り広げている。2017年度より宇都宮短期大学音楽科、同附属高等学校音楽科特別講師。

オフィシャルサイト http://maminishio.com/

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131