ご好評につき、追加公演決定!

小山実稚恵の四季シリーズ 八ヶ岳の情景(全4回)

小山実稚恵

ピアノの夕べ〔追加公演〕
夏・夜風のいざな

「情景と音楽の調和」を求めて、
八ヶ岳の四季を巡る旅へ。

2018年7月22日(日)
午後4時30分開場/午後5時30分開演

【プログラム】
J.S.バッハ(ブゾーニ編):パルティ―タ第2番 BWV1004 シャコンヌ
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

※曲目が変更される場合がございます。ご了承ください。

八ヶ岳の四季シリーズに寄せて

2018年から2020年まで、4回の“八ヶ岳四季シリーズ”コンサートを八ヶ岳高原音楽堂でさせていただくことになりました。第1回目の「夏」、テーマは『夜風の誘い』、プログラムはバッハの「ゴルトベルク変奏曲」ほかです。
バッハの音楽は宇宙を感じさせる音楽ですが、7月の八ヶ岳は、晴天ならばきっと夜には一面の星が煌めいていることでしょう。2018年はなんとバッハ生誕333年。奇しくも「ゴルトベルク変奏曲」は“3”という数字に大きく支配された作品です。アリアと30の変奏曲からなるこの曲は、3変奏曲ごとにカノンが配置され、至る所に数の遊びが隠されています。
一時間以上もかかる大曲の「ゴルトベルク変奏曲」を八ヶ岳で、宇宙を感じながら、そしてバッハが愛した数字遊びを楽しみながら演奏できるのは至上の喜びです。 夏の八ヶ岳、夜風に誘われながら演奏できることを今から楽しみにしております。

小山実稚恵の四季シリーズ 八ヶ岳の情景(全4回)

今後の開催予定
 春・陽光の憂い 2019年4月13日(土)小山実稚恵&矢部達哉(ヴァイオリン)&宮田大(チェロ)トリオ   
 冬・厳雪の語り 2020年1月(予定)   
 秋・樹林の彩り 2020年10月(予定)

● 小山実稚恵(ピアノ)Michie Koyama

人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。

Bunkamuraオーチャードホールをはじめ、全国6都市(東京、大阪、札幌、仙台、名古屋、福岡)にて行われている春・秋年2回、2006年~2017年の壮大なプロジェクト"12年間・24回リサイタルシリーズ"が、2017年秋に終了。2018年春には、シリーズのアンコール公演が行われる。

これまでに国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ放送響(現・チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)、ベルリン響、ロイヤル・フィル、BBC響、イギリス室内管、アカデミー室内管、ロッテルダム・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティモア響などと共演しており、フェドセーエフ、テミルカーノフ、デュトワ、マリナー、小澤征爾といった国際的指揮者との共演も数多い。

また、ショパン生誕200年にあたる2010年のショパン国際ピアノコンクールを始め、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどのコンクールでは審査員を務める。

2011年の東日本大震災以降、被災地の学校や公共施設等で演奏を行っており、被災地活動の一環として自ら企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務めるプロジェクト『こどもの夢ひろば "ボレロ"』が、2015年より仙台で行われている。

CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結ぶ。

30枚目となる最新盤は、はじめてのバッハアルバム『ゴルトベルク変奏曲』で、「レコード芸術」の特選盤に選ばれた。

また、著書『点と魂と ――スイートスポットを探して』が、KADOKAWAより出版されている。

これまで、2005年度 文化庁芸術祭音楽部門大賞、2013年度 東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞ならびにレコード・アカデミー賞(器楽曲部門『シャコンヌ』)、 2015年NHK交響楽団「有馬賞」、2015年度 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞ならびに第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞、2016年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞している。2017年度 秋の褒章において紫綬褒章を受章した。

東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131